
現在世の中には数多くの仮想通貨が存在しています。
流通していないジャンクのものを含めると、その数はなんと700種類以上!
多くはほとんど価値がないとされていますが、流通している仮想通貨すべての時価総額は8兆円を超えており、今後も価値が高まるでしょう。
また仮想通貨は値動きが乱降下しやすく、その動向については常に気を配らなければなりません。
そんな相場動向要因が判明しにくい仮想通貨市場において、チェックしておきたいのが仮想通貨ランキング。
今回は知っておきたい、仮想通貨ランキングの見方、最新のランキングのチェックの仕方等を最新版のランキングとともに解説します。
1.最新の仮想通貨ランキング
上記は2017年9月21日現在の仮想通貨ランキングになります。
ランキングの傾向として、1位のビットコインと2位のイーサリアムは1年以上不動の状況が継続。
時価総額は1位のビットコインは約7兆円、イーサリアムについてはおよそ2か月で2兆円にまで値上がりしました。
また大きな変化としてはBitcoin Cashが誕生し3位にランクインしています。
ちょっとした値動きで変動するため、トップ30位以内の通貨だと上位に食い込んでくることがよくあるので、随時動向をチェックしてみると面白いかもしれません。
最新のランキングについてはコチラ!
2.仮想通貨ランキングってなに?
仮想通貨ランキングとは、現在公開されている仮想通貨をランキング形式で紹介したもの。
ランキングの紹介サイトには仮想通貨の出来高や、現在の価値をランキング形式で紹介されていて、直近の仮想通貨ランキングを手っ取り早く知ることができます。
またランキング上位の仮想通貨は、現在取引されている通貨の中では信頼性が高く、新たに購入する時に参考にするといいでしょう。
最近では、信憑性が疑わしい仮想通貨が流通しています。
ご自身が購入したい、ないしは保有している通貨が信頼できるものかを確認するために、ランキングを参照するといいでしょう。
3.仮想通貨ランキングの見方
仮想通貨ランキングでは、まず時価総額に注目。
時価総額はその通貨の規模を表し、時価総額の数字が大きいほどその銘柄の市場に占めるシェアが大きいと判断します。
時価総額は、次のような計算式によって算出されます。
[時価総額の計算方法]
仮想通貨1単位の価格(Price)x仮想通貨の供給量(Circulating Supply)
ちなみに仮想通貨ランキングを見るときは、次の3点に着目するといいでしょう。
・どの通貨のシェアが大きいの?
・価格変動はどのくらい?
・最近になってランキング上位に入ってきた通貨はどれ?
また取引対象銘柄については、ランキング上位10位以内でなるべく流通量の多い銘柄を選ぶようにしましょう。
ただし、急激に値上げ幅を上げている仮想通貨についてはご自身でよく精査してから投資するかを決めてください。
4.2017年9月下旬の上位10銘柄について
21017年9月下旬の時点で上位10位以内に入っている仮想通貨を、それぞれ紹介していきます。
10位:Ethereum Classic(イーサリアムクラシック)
イーサリアムから分派してできた仮想通貨。
基本的な機能はイーサリアムと同じ。
イーサリアムがバグ問題でハードフォーク(修正作業)を行うことで解決したことに対し、イーサリアムの本来の理念と異なるという考え方から、通貨として枝分かれしました。
9位:Monero(モネロ)
モネロとはアルトコインの一種で、ビットコイン以上の匿名性が特徴。
その中でMoneroはリング署名という技術を使用。
閲覧と送金用の二つのアドレスを保有しており、送金を送るとワンタイムアドレスというアドレスを作り出します。
取引の履歴は、ワンタイムアドレスが履歴となるため外部から追うことができません。
モネロ(Monero XMR)ではこのような仕組みから匿名性が高いと言われています。
8位:IOTA(イオタ)
IOT(モノのインターネット)に導入することを目的に開発された仮想通貨。
マイニングいらずで、送金による手数料がかからず、高いセキュリティを実現します。
なぜこのように無料で使えるのかというと「Tangle」という仕組みがあるから。
この仕組みにより、送料無料・処理スピードの高速化を実現しています。
7位:NEM(ネム)
NEMはもともとNew Economy Movement(新しい経済的な運動)の意味。
ネムは主にスマートコントラクトという技術で注目されています。
スマートコントラクトとは、通貨取引そのものに契約を付属させる事ができる技術。
例えば車をネムで購入したらその取引記録に車の所有権が付与されるイメージです。
さらにNEMにはカタパルトという大型アップデートが予定。
これのおかげで処理速度が10倍以上になると言われています。
6位:Dash(ダッシュ)
ビットコインよりも匿名性と高速送金に強みがある仮想通貨。
Darksendと呼ばれるトランザクション形式を用いることで、高い匿名性を実現しています。
また即時取引を可能にするためにInstantXと呼ばれる機能を導入。
ビットコインでは約10分かかる承認作業を、DASHは約4秒で完了させることができます。
5位:Litecoin(ライトコイン)
第二のビットコインを目指して作られた仮想通貨。
従来海外の取引所でしか購入できませんでしたが、最近は日本の取引所でライトコインを扱う取引所ができました。
基本的なところはビットコインと同じですが、ビットコインより埋蔵量が多く、決済スピートが速い点で優位性があります。
4位:Ripple(リップル)
リップルとは、アメリカのRipple Incという会社で開発が進められている、金融商品の決済・送金システムのこと。
システムを活用する際に、リップルコインという通貨を使用。
リップルコインを介することでネットワーク上で安価な高速な送金、トレードができます。
今後金融機関等で使用される代替通貨として、様々な金融資産を安価、高速、安全に流通させるために機能していくことが期待されています。
3位:ビットコインキャッシュ(BCC)
ビットコインキャッシュとは、ビットコインが2つに分裂してできた、新しい通貨。
特徴は、通貨の取引量を1MBから8MBに拡張したこと。
ビットコインよりも取引データの容量が増えたことで、送金時に起こるエラーを解消することができました。
2位:Ethereum(イーサリアム)
ビットコインの次に名前が挙がる仮想通貨。
コントラクト(契約)を盛り込めることができる分散アプリケーションプラットフォームを提供しており、仮想通貨に契約を盛り込めるという点が注目されています。
マイクロソフトなどの巨大企業が協力すると決めていて色々と話題の通貨です。
1位: Bitcoin(ビットコイン)
言わずと知れた一番普及している仮想通貨。
仮想通貨市場では8割以上のシェアを占めており、仮想通貨の中では基軸通貨として機能していたりします。
流通量が最も多いことから、ほとんどの取引所や仮想通貨を利用できるお店で取り扱っており、利便性でどの仮想通貨よりも優れています。
5.おわりに
以上、2017年7月現在の最新仮想通貨ランキングを紹介しました。
株やFX等と同じく、仮想通貨も投機の対象としての側面が強く、また値動きが激しいため上記のサイトのランキングは逐一チェックしてみてください。