仮想通貨について調べていると必ず出てくるキーワードが、マイニング。

けれど、「マイニングっていろんなパーツを買い揃えたりするから面倒」、「月々の電気消費が高そうで個人で始めるのは不安」という方も多いと思います。

そんなあなたにオススメしたいのが、マイニングプール。

マイニングプールなら設備投資や難しい稼業をする必要がなく、マイニングをしてくれる投資先を決めるだけでOK。

今回はその仕組みや参加方法について説明していきます。

【おすすめ記事】ブラウザに入れるだけで誰でも簡単にBTCがマイニングできるChrome拡張機能『CryptoTab』のインストール方法を以下の記事で紹介しています。

誰でも簡単にBTCがマイニングできるChrome拡張機能『CryptoTab』のインストール方法
2018.4.23
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1.そもそもマイニングとは?

わかりやすく言えば、マイニングとは仮想通貨の暗号化システム、取引履歴の記録システムに参加する行為のこと。

ビットコインをはじめとした仮想通貨はその性質上、全ての取引記録を取引台帳に記録をしており、それらを処理していくには非常に莫大な計算量が必要。

そのため世界の各地に存在している有志が所有するコンピュータリソースを借りて、これらの追記作業を行なっています。

例えばご自身のコンピューターを使っていない時間帯や、余っているCPUのリソースの一部を、仮想通貨を運営していくのに必要な計算に当ててもらっているのです。

つまり、自分が使用しているコンピューターの処理能力を使って追記作業を手伝うということ。

この作業のために、コンピュータリソースを貸してくれた人に対して、その報酬として仮想通貨が支払われるようになっています。

こうした一連の作業がマイニングであり、仮想通貨を手に入れるための有力な手段のひとつと言えるでしょう。

2.マイニングプールについて

マイニングプールの特徴

マイニングプールとは、仮想通貨を採掘(マイニング)するために集まった有志の集団

例えばビットコインだと取引が行われるとき、10分に一度、世界中の誰かが決済承認作業をします。

このとき作業を引き受ける人を、くじ引き方式でランダムで決まります。

作業を引き受ける人とは、実際にはコンピュータを使って暗号を解いた人なのですが、暗号は無作為に数字を当てはめていくことで解いていくので、くじ引きに近いものといえるでしょう。

運次第ではありますが、くじを引く回数が多ければ多いほど当たる可能性は高くなっていきます。

使用しているコンピューターの計算能力が高ければ高いほど多くのくじを引く機会があり、当然当選確率も上がっていきます。

マイニングプールに参加するメリット

マイニングプールに参加するメリットは、みんなでやる分、報酬を手に入れやすくなること。

採掘はインターネット環境があれば個人が使用しているような家庭用のパソコンでもできますが、それだけだと高性能の専用コンピュータに機会的な側面で負けてしまいます。

そこで、マイニングプールという集団を形成してマイナー(マイニングを行う人のことをいいます)同士が協力し合い、くじを引く作業を分担することで、採掘を成功させようと努めます。

みんなで行うので、1日中コンピューターを動かしたり、マイニングに必要なパーツを買い足す必要がないため、誰でも気軽にマイニングができるでしょう。

また複数で行うマイニングプールに対して、自分だけで行うマイニングをソロマイニングといいます。

マイニングプールのデメリット

デメリットとしては、自分の報酬が減ってしまうことにあります。

マイニングプールには、マイニングの作業を全員で分ける事によって他のマイナーよりも有利になり、報酬を得やすくなるというメリットがあります。

しかし報酬はもちろん、作業の度合いによって配分されるため、マイニングプールに参加してもらえる報酬はマイナー個人で行う場合よりも少なくなるというデメリットも存在。

そうしたデメリットもありますが、協力してやるため、1日中パソコンに付きっきりになる必要がないというのは、学生や会社員にとっては大きな魅力でしょう。

3.報酬はどれくらいもらえるの?

現在ビットコインだと、マイナーが1回のマイニングに成功すると12.5BTCの報酬が貰えることになっています。

下記のサイトにある表には、シェア率と共に何回計算しているかも表示。

マイニング回数トップのAntPoolだと24時間以内に29回の計算に成功しているので、12.5BTC×29回=362.5BTCを獲得。

現在のビットコインレート1BTC=530,000円を掛けると1億9,200万円。

マイニングは事業として確立されており、世界中で競争が起こっています。

4.参加するにはどうしたらいい?

マイニングプールに参加する方法は2つあります。

ひとつは実際に自分のパソコンを使って採掘作業をする方法。

もうひとつは採掘報酬を得る権利(採掘権)を買う方法。

自分で作業を行うときの一般的な流れとしては、まず各プールのホームページで登録して、マイニングの専用ソフトをインストール。

そしたらソフトを稼働させておくだけで構いません。

ちなみに有名なのが、Bitmain社のAntPoolです。

難しい操作もほとんど必要なくて、マイニングプールが採掘を成功させてしまえば、ご自身の貢献度(計算量など)に応じて、仮想通貨が報酬としてもらえます。

採掘権を買う方法のことをクラウドマイニングと呼ばれます。

自分でパソコンを動かす必要がないので電気代がかからなくて、株や投資信託を買うのと同じような感覚でマイニングをすることが可能。

5.マイニングプールのシェア

https://blockchain.info/ja/pools?timespan=24hours

2017年11月17日時点のマイニングシェアの円グラフ。

現在のところ17~20のマイニングプールがあり、マイニング成功のシェア率はブロックチェーンで公開されています。

投資先を決めるにあたり、上位のマイニングプールを選べばいいと思うかもしれません。

しかし、上位にあるのは全て中国資本のマイニングファーム

サイトは当然に中国語・英語表示のみで、何かトラブルやサポートが必要になった時に辛いものがあります。

マイニングプールはなるべく、日本語対応のところを選択するのが望ましいでしょう。

6.おすすめのマイニングプール

おすすめしたいマイニングプールはBitClubNetwork

ちなみにBitClubNetworkへの出資額が一番多いのは日本人。

以下、おすすめする理由です。

日本語対応のマイニングプール

BitClubNetworkは日本語表記に対応

カスタマーサポートは英語ですが、BitClubNetworkの投資家コミュニティーが盛んなので、コミュニティ内で日本語でサポートを受けることができます。

信頼できる運営実績

2014年から運営されており、マイニング競争の中でも安定したマイニングシェアを確保しています。

また今までに配当がストップしたことがありません

情報の透明性が高い

BitClubNetoworkでは今後の設備投資計画現状のマイニングプールの性能獲得したブロック数などあらゆる情報を公開。

アルトコインのマイニングにも対応

2017年5月よりアルトコインのマイニングシェアも販売。

取り扱っているのは、

・イーサリアム(ETH)
・イーサリアムクラシック(ETC)
・モネロ(Monero)
・Zcash

の4種類。

7.おわりに

以上、マイニングプールについて解説していきました。

マイニングプールはみんなで協力し合いながらやるので、個人でやるよりもハードルが低くておすすめ。

少しでもマイニングに興味を持ったら、実際にマイニングプールを行っているところのサイトを覗いてみるといいでしょう。

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