
最近、新しい通貨の概念として注目されてきているのが仮想通貨。
仮想通貨の取引を行うためには、取引所と呼ばれる仮想通貨を販売するお店から、仮想通貨を購入する必要があります。
今回はそんな仮想通貨の取引所のひとつである、zaif(ザイフ)について解説していきます。
これから仮想通貨を開始したい人はもちろん、すでに仮想通貨の取引をしているけれど、他の取引所が気になっているという方も必見です!
1.ザイフってどんな取引所?
国内で唯一モナーコインを取り扱っている取引所として定評があり、ビットコイン積立といったユニークなサービスを展開していることでも有名な取引所。
ブロックチェーンプラットフォーム「mijin」を開発するなど安全性に関する技術力に定評があるテックビューロ株式会社が運営しています。
また、ホリエモンこと堀江貴文氏が以前、同社の技術アドバイザーを務めていたことでも注目を集めました。
ザイフの公式サイトはコチラ!
2.会社概要
会社名 | テックビューロ株式会社 |
---|---|
資本金 | 8億3,013万円(資本準備金含む) |
代表取締役 | 朝山貴生 |
本社所在地 | 大阪府大阪市西区西本町1-4-1オリックス本町ビル4F |
設立年月日 | 2014年6月16日 |
現在、代表取締役を務める朝山貴生さんは仮想通貨NEM(ネム)の”Director of NEM Japan”に就任。
日本におけるNEMのマーケティングや普及活動の責任者としても注目されております。
3.ザイフの特徴
仮想通貨を豊富に扱っている
ザイフは国内取引所の中でも、取り扱っている仮想通貨の種類が豊富なことで知られています。
取り扱っている仮想通貨は以下の通り。
ビットコイン
言わずと知れた、仮想通貨の代名詞的存在。
2017年8月21日現在の時価総額は、約7兆8000億円。
ビットコインキャッシュ
ビットコインの取引量が増えてきたことによる、取引スピードの低下などの問題を解決するために誕生した通貨。
これまでBTCが抱えていた取引速度が低下するリスクを無くし、セキュリティの向上でより安全な取引を実現することを目的としています。
ネム
ネム(NEM)は「New Economy Movement(新しい経済運動)」の略称。
金銭的な自由、分散化、平等、および連帯感の原則に基づき、新しい経済圏の創出を目的としてつくられた仮想通貨であり、2015年3月31日に公開されました。
コインチェックでもネムの取り扱いが開始されましたが、販売所での売買のみが可能な状態となっております。
取引所での取引は出来ず、コインチェックの手数料が乗ったネムを購入、コインチェックの手数料が引かれてネム(XEM)売却しかできません。
また手数料についても、コインチェックの販売所の手数料は3%~5%ありますが、ザイフだと0.1%で取引できます。
モナーコイン(MONA)
日本の巨大掲示板2ちゃんねる発祥の国産仮想通貨。
「モナー」とは、2ちゃんねるで愛されているアスキーアートのキャラクターのこと。
ソフトウェア板の住人であるwatanabe氏が開発し、2013年12月23日に公開されました。
ちなみに、現在モナーコインを購入することができる取引所はザイフだけです。
ザイフトークン
ザイフが発行したオリジナル仮想通貨。
詳しくは後ほど。
カウンターパーティー(XCP)
ビットコインのブロックチェーン上に作られた分散型金融プラットフォームで使用される仮想通貨のこと。
分散型取引所や独自通貨の発行や賭けなどが実装されています。
Storj(ストージ、SJCX)
分散型ファイルストレージサービスの ストージ で使用される仮想通貨。
フィスココイン(FSCC)
金融情報を配信する株式会社フィスコ発行する仮想通貨。
ビットクリスタルズ(BCY)
仮想通貨と融合したゲーム「スペルズ・オブ・ジェネシス」で使用されている独自通貨。
ビットコイン積立ができる
ザイフには「コイン積立」というサービスがあります。
これは銀行口座から毎月任意の固定額が自動で引き落とされ、日割りで希望のコインを買い付けてもらうというもの。
これにより安定した長期運用成果が期待できます。
今のところ対応してるコインは、ビットコイン(BTC)、NEM(XEM)、モナコイン(MONA)の3つ。
毎月27日に引き落とされ、翌月10日から翌々月9日まで日割りで毎日自動で買い付けられ、毎月最低1000円以上、1000円単位で最大100万円まで設定できます。
尚、手数料は次のようになってます。
積立金額 | 手数料 |
---|---|
1千円~2千円 | 一律100円 |
3千円~9千円 | 3.5% |
1万円~2万9千円 | 2.5% |
3万円~4万9千円 | 2.0% |
5万円以上 | 1.5% |
手数料がマイナス
ザイフに関して注目しておきたいのが、この「マイナス手数料0.1%」です。
2017年4月からこのサービスを開始させていますが、他の取引所では取引の際に手数料が取られるのに対し、zaifでは逆に手数料をあげるという仕組みです。
ザイフ側からすれば、少額の手数料をもらうよりも、手数料を逆にマイナスにして頻繁に取引をしてもらったほうが売り上げが得られるということだと思われます。
信用取引ができる
ザイフでは信用取引も可能。
例えば、日本円を証拠金として仮想通貨を借り入れします。そしてその仮想通貨を相場で売ることによって、相場が下落したときに買い戻して利益を上げることができます。
信用取引は、1倍、2.5倍、5倍、7.77倍から選択。
最大で7.77倍まで取引可能ですので、10万円準備すれば77万円の取引ができます。
またザイフでは、モナーコインで信用取引ができます。
追証が不要
信用取引で含み損があまりに大きくなると、追証が必要となります。
追証とは、残高よりも損失額が大きくなる場合に、マイナス残高をゼロ以上に回復するよう入金しなければならない制度のこと。
ザイフでは追証を廃止しました。
その代わり、1倍よりも大きいレバレッジで利益を出したときだけ、利益の0.7%をZaifが預かって積み立て。
顧客の口座残高がマイナスになったら、この積立金から補てんします。
4.ザイフトークン(ZAIF)とは?
ザイフトークンとは、ザイフでのみ購入できる仮想通貨。
購入する場合は、日本円かビットコインが必要。
2017年8月16日に、1ZAIF=0.11円だったのが、8月31日には1ZAIF=1.5円まで値上がりしました。
ザイフ関連の大きなニュースが出た場合、値上がりが起こる模様です。
使い道
ザイフトークンを持っていたとしても、一般的に使う場面はほとんどありません。
購入する目的としては、分散投資になるでしょう。
5.口座を開設するには
今後ザイフを利用する方のために、具体的な手順が解説されている動画を紹介しておきます。
口座開設は比較的簡単にできますので、数分で完了できると思います。
ザイフの口座開設動画はコチラ!
6.ザイフで仮想通貨を買ってみる
まず日本円を入金する
本人確認完了メールが届き、個人情報の登録が完了したらZaifホーム画面から「日本円入出金」をクリックします。
画面を下へスクロールし、「入金金額」の入力画面へ移動。
入金金額と「私はロボットではありません」の項目にチェックを入れ、「入金開始」をクリックしましょう。
すると入金金額が申請されます。
ザイフへの振込先口座が表示され、先ほど入金した金額が「入金リクエスト」としてその下に表示されます。
振り込むときは下記画面でモザイクが掛かっている「ユーザー識別用の数値」を控えておかなければなりません。
入金が完了すると、入金前に表示されていた「未処理の入金リクエスト」のリクエストが消え、その下に「入金履歴」として入金した日時と金額が表示されます。
さっそく買ってみる
入金したらホーム画面下部から「簡単売買」をクリックしましょう。
ここではビットコインを例に解説していきます。
買付け余力(ご自身のアカウントが保有している日本円の合計)を元に購入するビットコインの数量を入力。
数量と日本円の設定金額を入力したら「BITCOINを買う」をクリック。
「BITCOINを買う」をクリックすると注文確定画面へ移ります。
仮想通貨の価格は常に変化しているため、ひとつの確認フォームの有効期限は30秒です。
問題が無ければ「OK」をクリック。
「OK」をクリックしてから、正しく反映されれば「購入完了しました」のメッセージが表示されます。
これで仮想通貨の購入は完了。
7.ザイフの評判
ここでザイフのに関する利用者の評判について、メリットとデメリットに分けて紹介していきます。
メリット
・コイン積み立てが面白い
・手数料がマイナス
・楽しい企画がときどき用意されている
デメリット
・スマホアプリが使いづらい
・カード手数料が10%も取られる
8.おわりに
以上、仮想通貨取引所であるザイフを紹介しました。
今後、ネムやモナーコインに投資をしてみたいという方に最もおすすめできる取引所です。また取り扱っている仮想通貨通貨も豊富なので、複数のコインへ投資する際に利用しやすいです。
仮想通貨に関心のある方は早速公式サイトを覗いてみてはいかがでしょうか。
おすすめの仮想通貨取引所はこちらの記事で紹介しています!