
仮想通貨をマイニング(採掘)して報酬を得るのに、最も重要なパーツとなるのがGPU(グラフィックボード)。
コインの種類によって採用しているアルゴリズムが違うので、相性が良いグラボ、相性が悪いグラボがあります。
今回はマイニング作業におすすめのGPUを、コインの種類別にご紹介します。
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目次
1.そもそもGPUとは?
GPUとは、グラフィックボードのこと。
映像を再生するときや暗号化などをするための高度な演算処理をしています。
GPUが高性能なら計算も早く、画像や映像を早く動かすことができますが、性能が低いと画像処理ができず、カクカクとした動きになったり止まってしまうことも。
この処理能力がマイニングにも利用できることがわかり、現在はマイニングといえばGPUマイニングが主流。
マイニングでの利用価値が注目されたため、売り切れてしまうことも。
GPUは種類によって特性が違うので、自分がどのようにマイニングを進めていきたいかによって選ぶ製品が変わります。
マイニングに適しているGPUはRadeon RX系とGeForce GTX系の2種類。
2.RADEON系グラボの特徴
Radeon RX系はイーサリアムのマイニングに強いのが魅力。
もちろん、イーサリアム以外のコインも採掘できますが、効率が落ちます。
イーサリアムマイニングに対して短期で見れば、GeForce GTX系よりもかなり高いパフォーマンスを発揮。
ただ、マイニングの継続時間が長くなるほどパフォーマンスは低下するというデメリットも。
そのため、初期投資費用を早期回収したい場合に向いています。
また、転売する場合にゲームユーザーに好まれないため、マイニング用としての需要に特化している模様。
3.GeForce GTX系
GeForce GTX系はモナーコインやZcashのマイニングに強いのが特徴。
短期で見ればRadeon RX系ほどの高いパフォーマンスは発揮しません。
しかし、マイニングの継続期間が長くなってもほとんど効率が落ちません。
そのため、中長期でも安定したパフォーマンスを発揮することが可能。
また、ゲームユーザーに対しても需要が高い製品であるため、値崩れしにくいという特性があり、転売しやすいのも魅力。
4.おすすめのGPU(グラボ) RADEON系
RADEON系おすすめのグラフィックボードは、上にあるRX 570もしくはRX 580です。
RX 470など以前のバージョンはマイニングによる需要増で価格が高騰していましたが、570、580とも2~3万円代まで下がりました。
元々RADEON RX系はマイニング効率が良く、消費電力も比較的低く抑えられるのが売り。
イーサリアムをマイニングしたい方は、このシリーズ一択になるでしょう。
5.おすすめのGPU(グラボ) GeForce GTX系
モナーコインやZcashなどのアルトコインをマイニングしたい方はこちらがおすすめ。
消費電力はRADEON RX系よりも低く、コストパフォーマンスの面で優れています。
また先ほどもご紹介したように、GTX系は売却時の価格が高め。
ゲームなどに適しているため、ゲーマーからの需要があります。
6.マイニングは儲かるの?
2020年頃までは仮想通貨の高騰により利益が出る状態が続くと予想されています。
基本的に採掘難易度が上がっていく仕組みが導入されていて、獲得出来るコインは日に日に減っていていくという問題が。
しかし、価格が上がっていけば利益を出し続ける事ができます。
コインの価格が上昇するとマイニングする人が増えるので、採掘難易度も上がってきます。
またイーサリアムは、あと数年でマイニング出来なくなると言われています。
それ以降はZCashやMoneroなど、他のコインのマイニングに着手するといいでしょう。
7.おわりに
以上、グラフィックボードについて解説しました。
マイニングできる通貨は年数が経過すると限られてくるので、準備できそうな方は早速準備してみてはいかがでしょうか。