仮想通貨というと、ビットコインを思い浮かべますが、他にも多くの仮想通貨が注目を集めているのをご存知でしょうか?

それらを総称してアルトコインといいます。

今年に入ってからアルトコインの多くが高騰しており、リップルのように100倍も高騰したアルトコインもあるほど。

今回はそんな有望な投資対象であるアルトコインについて、特徴と注目すべき銘柄について紹介していきます。

1.アルトコインってなに?

アルトコインとは、ビットコイン以外の仮想通貨の総称

ほとんどのアルトコインはビットコインを元に開発されたもので、根本的な仕組みはビットコインとほとんど同じ。

世界で500種類以上もコインが作成されておりますが、代表的なアルトコインは、ライトコイン、ドージコイン、ピアーコイン。

日本でもモナーコインという国産コインがあります。

また支払い以外の用途を持つものは、機能性コインとも呼ばれ、後述するオーガー、ネムコインなどが存在します。

2.アルトコインの特徴

アルトコインは様々な銘柄があり、機能については多種多様。

そんなアルトコイン全般の共通点は、おおむね以下の通り。

・ビットコインより安い

ビットコインの価格に比べ、アルトコインは一般的に価格が安いのが特徴。

2017年9月現在、ビットコインは1BTC=約41万円。

対してライトコインは1LTC=約5400円、リップルコインが1XRP=約19円と比較的安め。

一般的に仮想通貨といえばビットコインを連想するため、アルトコインの方が高機能でも、世間での認知度で圧倒的に劣ってしまいます。

一般の人に知られていなければ、買おうという人も少ないため、アルトコインの価格水準は低くなりがち。

逆に低価格だからこそ、ビットコインよりも手が出しやすく穴場であるという側面もあります。

・自由に売買しづらい

最初の特徴と関連しますが、買いたいという人が少ないとはすなわち、積極的に売買しようという人が少ないことを意味します。

それゆえに、流動性が小さくなり自由に売買できないというデメリットが大きいでしょう。

そこで、アルトコインに投資する際には、この流動性の小ささを考慮しておくことが必要になります。

・扱っている取引所が少ない

国内にあるほとんどの仮想通貨取引所ではビットコインを取り扱っています。

しかし、アルトコインについては取り扱う取引所の数がまだまだ少ないのが現状。

そもそも取引する人口が少なければ、アルトコインを採用する取引所の数は少なくなるでしょう。

取引所は売買手数料を得て活動しているので、取引が活発でない仮想通貨を上場させても、損失になってしまう恐れがあるからです。

アルトコインを扱う取引所については、後述するおすすめの取引所を参考にしてみてくださいね。

3.アルトコインの将来性

最近銘柄によっては高騰してきたりとアルトコインによっては非常に有望視されています。

将来的にはビットコインに並ぶ、ないしはビットコインを超えるアルトコインが誕生しても不自然ではありません。

そして需要のないアルトコインは徐々に淘汰され、最終的には総数30程度に集約されていくのではないかと考えられます。

日本発のモナコインなどのように、特定の国や地域でのみ使用できる地域通貨に近い役割を果たすアルトコインも出てくるかもしれません。

4.おすすめするアルトコイン

先ほどまで、アルトコインの特徴について紹介してきました。

では、実際にどんなアルトコインがあるのでしょうか。

ここでは数百種類にも及ぶアルトコインの中から、おすすめする11銘柄をご紹介します。

・イーサリアム(ETH)

https://ethereum.org/

イーサリアムはビットコインの次いで時価総額が大きい仮想通貨。

スマートコントラクトという、ユーザーが独自に定義した契約を扱うことができることが大きな特徴。

スマートコントラクトとは、ブロックチェーン上で動くプログラミングのことをいい、それを動かすシステム。

これにより通貨に取引だけではなく、契約情報も一緒に書き込めます。。

そのため勝手に改ざんをすることが不可能であり、金融業界において取引に有用であると考えられています。

現在トヨタ自動車、三菱UFJ、マイクロソフトなどの企業がイーサリアムへの支持を表明していたりと、その将来性が注目されています。

イーサリアムクラシック(ETC)

https://ethereumclassic.github.io/

2016年7月、イーサリアムがハードフォーク(分裂)を行い、イーサリアムから枝分かれして誕生した仮想通貨。

柔軟性に強みのあるイーサリアムと比べ、こちらは改ざん不能性に優れている点、Pで差別化されています。

通貨の発行量については、イーサリアムは将来的な発行量が未定であるのに対し、クラシックでは、2.3億トークンまでと発行量が決められています。

ライトコイン(LTC)

https://litecoin.org/ja/

ビットコインを改良するという目的でつくられたアルトコイン。

ライトコインはビットコインよりも送金時間が速く発行上限が高めなのが特徴。

取引にかかる時間が、ビットコインが10分なのに対して、ライトコインは2.5分と、4分の1に短縮されています。

またコインの発行上限数もビットコインが2100万枚に対し、ライトコインは8400万枚と4倍なので価格が安定しやすく採掘も簡単

ダッシュ(DASH)

https://www.dash.org/

匿名性と即時送金に優れた仮想通貨。

コインミキシングという技術を用いて、通貨が送受信されるときに、取引の情報が漏れない、匿名性が高い取引を実現。

またビットコインが承認作業(送金)に10分かかるところを、ダッシュなら「InstantX」という機能で数秒から数十秒で作業を完了します。

モネロ(XMR)

https://getmonero.org/

匿名性を重視した仮想通貨。

リング署名という、複数人の公開鍵と秘密鍵を使って、取引の承認(署名)を行うことで、高い匿名性を実現。

ビットコインだと一人の鍵を使って署名するため、取引履歴を追えば、どのアドレスからどのアドレスいくら送られているかは簡単にわかっていしまいます。

しかし、モネロではそれを克服できています。

リスク(LSK)

https://lisk.io/

ビットコインとイーサリアムの特徴を併せ持った仮想通貨。

イーサリアムと同様、スマートコントラクトが採用されています。

リスク独自のサイドチェーンと呼ばれる技術を採用しており、メインとなるブロックチェーンとは別のところにブロックチェーンを用意して、情報を書いて動かしていくという仕組み。

これにより、万が一問題が起こっても開発者の方がもとに戻すことができます。

また「フォージング(鋳造)」という仕組みがあり、開発者は取引を承認する人を選び、承認者には手数料や新しく発行されるリスクが報酬として渡されます。

ファクトム(FTC)

https://www.factom.com/

ブロックチェーンを利用してデータを証明する技術のこと。

ファクトムで利用される仮想通貨を「Factoid」といい、これを使ってファクトムを利用するという仕組みになります。

改ざんが不可能なブロックチェーンの技術を利用し、様々な記録や証明を記録できることが特徴。

将来的には、公証役場や監査法人なども自動化できる機能が提供されることが期待されています。

リップル(XRP)

https://ripple.com/xrp/

高速で外国に送金できる、超速送金システムのこと。

リップルのシステムで使う仮想通貨をXRPといいます。

リップルは既存の銀行の仕組みを活かしたまま、即時送金を大量かつ低コストで実現しようとしているのが特徴。

リップルシステムを動かす通貨のXRPは、各通貨を仲立ちするブリッジ通貨としての役割を果たしてます。

毎秒1,000件もの取引を処理することが可能。

その規模はビットコインやイーサリアムの数百倍、クレジットカードのVISAと同水準とされています。

ネム(XEM)

https://nem.io/

たくさん利用するほどお得な仮想通貨。

PoI(Proof-of-Importance)」というマイニング(採掘)形式を採用。

特別なマイニング環境が無くても、ネムの残高や取引回数などを元に、ネムを使用頻度が高い利用者に対して、ネムが支払われる仕組みです。

これがより平等な仕組みとして高く評価されています。

・オーガー(REP)

https://coinmarketcap.com/currencies/augur/

ギャンブル要素を併せ持った面白い仮想通貨。

オーガーには未来市場という、利用者が将来の出来事を予想してお金をかけるシステムがあります。

利用者は未来を予測して、それが的中すると仮想通貨で報酬がもらえるという仕組み。

最近値上がり傾向にあり、注目度が高い仮想通貨です。

・ジーキャッシュ(ZEC)

https://z.cash/

完全な匿名が売りの仮想通貨。

ゼロ知識証明という技術を用い、検証する側に全く情報がなくても、ある事柄を証明可能。

ジーキャッシュをいくら送ったかを明かさず、その数が正しいことを検証者は正しく確認できるようになっています。

JPモルガンと提携してから価格が2倍以上に高騰し、最近市場からの注目度が高まっています。

5.アルトコイン取引はコインチェックがおすすめ

アルトコインを扱う取引所は国内にもいくつかあります。

その中でも特におすすめなのがコインチェック

ビットコインはもちろん、上記のアルトコイン11種類すべてが取引可能。

2段階認証仮想通貨の不正引き出しの補償サービスなど安全面でも充実しています。

アルトコインを始めてみたい方は、コインチェックの公式サイトを覗いてみてはいかがでしょうか。

アカウントの作成、および通貨の購入方法はコチラ

6.おわりに

以上、アルトコインについて解説していきました。

アルトコインはまだ未知数なところは多いですが、面白い機能を持ったものが多く、これからも目が離せません。

まずは少額から、気に入った銘柄に投資してみるといいでしょう。

仮想通貨の時価総額や取引量については、以下のサイトから確認できます。

CryptoCurrency Market Capitalizations 公式サイト

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