コインチェックとビットフライヤーはともに、国内大手の仮想通貨取引所。

取引量や機能から見ても、仮想通貨初心者の方はまずこの2ヵ所を押さえておけば間違いないでしょう。

今回は仮想通貨初心者に向けて、この2ヵ所の違いについて徹底解説。

アプリの使いやすさ・扱っているコイン・セキュリティ・手数料などさまざまな観点で比較していきます。

1.取引規模

 ビットフライヤーコインチェック
取引量約32万BTC約7万8千BTC

最初はビットコインの取引規模から比較してみましょう。

上にあるデータは、Coinhillsという仮想通貨取引所のランキングサイトから引用。

こちらは、それぞれの1日のビットコインの取引量です。

ビットフライヤーが圧倒的で、世界で第1位の取引量。

まさに世界を代表する取引所と言っても過言ではないでしょう。

ただし、後ほど比較するレバレッジと合わせて比較しなければなりません。

bitFlyerはCoincheckの3倍のレバレッジがかけられるため、単純に3倍取引量が増える計算。

それでも取引量ではビットフライヤーが群を抜いています。

2.アルトコインの取り扱い数

ビットフライヤー イーサリアム、イーサリアムクラシック、ビットコインキャッシュ
ライトコイン、モナーコイン
コインチェック イーサリアム、イーサリアムクラシック、ビットコインキャッシュ、リップル
ライトコイン、LISK、ネム、ファクトム、モネロ、Zcash、オーガー、zash

以上のように、アルトコインの取り扱い数では、コインチェックが断然多いです。

ビットフライヤーは、モナーコインを取り扱っているのが特徴。

アルトコイン投資を積極的に行いたい方はコインチェックを利用するといいでしょう。

3.アプリの使いやすさ

外出先でもチャートの確認や支払いなどをする際に便利なのが、アプリやウォレット機能。

コインチェック

コインチェックのアプリの取引は、非常に簡単でシンプルなのが特徴。

ビットフライヤーと比較しても、インターネット上でのコインチェックの使い勝手の良さは評判。

QRコードを使った送金、仮想通貨を導入しているお店での支払いなどが利用でき、分かりやすいと評判で、多くの人に利用されています。

ビットフライヤー

ビットフライヤーは、資産の確認、ビットコイン取引、チャートの確認などの機能は一通り利用可能。

こちらのスマホアプリの強みは、ビックカメラや丸井と連携して決済サービスを進めるなど、決済周りの充実度

またコインチェックにはない機能として、通話アプリなどで気軽に仮想通貨が送金できる機能を搭載。

メッセンジャー機能もあるため、メッセージをつけて送金をすることも可能であり、相手に支払いの請求をすることもできます。

外出時にビットコイン決済する際は、ビットフライヤーがおすすめ。

4.セキュリティ対策

仮想通貨の取り扱いで重要なことは、セキュリティ対策。

取引所が安心・安全でなければ不安が生まれますし、大金を預けるのに躊躇してしまいますよね。

コインチェックとビットフライヤーのセキュリティ対策を見ると、どちらもSSL暗号化通信を行っています。

ただビットフライヤーは、大手金融機関の協力で強度の高い暗号化通信を実現しているため、より安心感があるでしょう。

二段階認証について、コインチェックはSMSと認証アプリで、ビットフライヤーはSMS、認証アプリの他・認証コードで判断可能。

これについてはパソコンのメールで認証コードが受け取れるため、ビットフライヤーの方が便利でしょう。

5.補償サービス

両取引所とも、2段階認証を不正ログインで損失が発生した際、条件付きで損失の一部を補償してくれるサービスがあります。

ただ対応してくれるのは、不正アクセスされて円で出金された時だけなので要注意。

6.手数料を比較

 ビットフライヤーコインチェック
取引手数料0円0.1%〜0.15%
出金手数料216円~756円400円〜756円

ビットコインの取引手数料は、コインチェックは現物の場合最大0.15%かかります。

一方、ビットフライヤーは現在、取引所で取引する場合において無料

コインチェックはアルトコインが豊富ですが、手数料は公開されておらず、概ね1%~7%ほど。

アルトコインの手数料は高く、短期売買をする場合は充分な注意が必要。

出金はビットフライヤーであれば、額面が3万円以下で三井住友銀行から出金なら216円で済み、コインチェックは400円になります。

7.レバレッジ倍率

 ビットフライヤーコインチェック
レバレッジ最大15倍最大5倍
現物とFXの区別現物とFXは別同じ

ビットフライヤーの方が倍率は高め。

しかしビットコインはドル/円の10倍以上の値動きがあります。

15倍のレバレッジをかけて売買すると強制ロスカットされるリスクがあるため、レバレッジが高ければいいわけではありません。

またコインチェックのみFX以外にも、信用取引で取引所に入金した額の最大5倍までビットコインを借りるサービスがあります。

8.先物取引の有無

コインチェックについては先物取引がありません。

一方、ビットフライヤーは2017年に先物取引サービスをスタート。

しかし、取引量が現物やFXと比べて非常に低く、値動きも予測が更に難しいため初心者の方にはおすすめできません。

9.結局、どっちがいいの?

ここまで、コインチェックとビットフライヤーの特徴を比較してきました。

「じゃあ、どっちがいいの」という感想があるかと思います。

取引の目的などによって異なりますが、ここではそれぞれの取引所に向いている人の特徴をまとめてみました。

コインチェック

・いろんな仮想通貨に投資したい。
・誰もが直感的に取引できるインターフェイス(使いやすさ)を求めている。
・簡単で分かりやすいアプリがいい。

コインチェックの公式サイトはコチラ

ビットフライヤー

・大手企業が出資し、強度の高い暗号通信による安全性を重視したい。
・アルトコインにはそれほど関心がない。
・外出先でビットコインの決済を利用したい。

ビットフライヤーの公式サイトはコチラ

10.おわりに

以上、コインチェックとビットフライヤーを比較しました。

どちらにも良い点と悪い点があるため、自分の好みに合う選ぶのが一番。

口座開設は簡単にできるので、迷ったら両方利用してみるといいでしょう。

  • ビットコイン決済システムを導入する方法
  • ビットフライヤーのアフィリエイトで稼ごう! やり方を解説
  • どっちがいいの? コインチェックとビットフライヤーを徹底比較
  • bitFlyer Lightning(FX)の詳しい使い方
  • bitFlyerのチャートの見方・使い方
  • bitFlyer Lightningとは? 見方と使い方
  • bitFlyerってどうなの? その特徴と評判を解説
  • あなたはどこにする?仮想通貨取引所を徹底比較!
おすすめの記事