日本発祥の仮想通貨である、モナーコイン。

ZaifやbitFlyerを始め、取り扱う仮想通貨取引所も増えてきました。

2017年10月には平均価格1モナーコイン=50円前後だったのが、2017年12月20日現在、約1700円まで上昇。

これにより、最近モナーコインを購入・マイニング(採掘)したい人が増えました。

今回はモナーコインをマイニングする方法を解説。

やり方はもちろん、本格的なマイニングに必要なツールもご紹介します。

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2018.4.23
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マイニング(採掘)とは?

モナーコインなどの仮想通貨はその性質上、全ての取引記録を取引台帳に記入をしています。

そしてそれらの処理をしていくには、数多くの計算をこなしていくことが必要。

どんな計算をしているのかというと、ある条件に合う数字を見つけるために、いろいろと数字を変えて計算するの繰り返しです。

また、見つけた数字が条件に合うかどうかは、他の人が簡単にチェックできるように、ご自身が持つスマホでも計算をチェックすることが可能。

このため仮想通貨では、これらの追記作業をしていくにあたり、世界中から有志に協力してもらい、彼らの所有するコンピュータリソースを使用して作業をしてもらっています。

余っているコンピューターの計算能力を活用することによって、膨大な計算を行い、みんなで共有する1つの大きな取引台帳に追記を行っているのです。

この追記作業を手伝ってくれた人、追記作業のために膨大な計算をやってくれて、結果として追記処理を成功させた人は、お礼として仮想通貨がもらえます

報酬として仮想通貨を受け取ることは、仮想通貨の発行を意味しており、マイニングとは仮想通貨の鋳造作業といえるでしょう。

マイニングに必要なもの

実際にマイニングを行うにあたって、最低限必要なものは次の通り。

・ご自身のPC
・採掘したコインを保管するウォレット
・GPU
・専用のソフトウェア
・マイニングプール(サイト)

マイニングにおすすめのGPU

モナーコインを始め、仮想通貨を本格的にマイニングするにはGPUが必要になります。

GPUとは、グラフィックボードのこと。

映像を再生や暗号化などをするための高度な演算処理能力が、仮想通貨のマイニング作業に役に立つとされています。

モナーコインのマイニングでは、GPUはGeForceシリーズがおすすめ。

GeForceのメリットは、マイニングの継続期間が長くなっても効率がほとんど落ちないこと。

そのため、中長期でも安定したパフォーマンスを発揮することが可能。

特におすすめなのは、GeForce GTX1060GeForce GTX 1070です。

前者は消費電力が少ないのが魅力で、後者はパワーがある上動作音が静かなのが特徴です。

マイニングに電源は影響する?

もし24時間PCを稼働させてマイニング作業を行う場合は、安定した電源を用意用意しておくといいでしょう。

Corsair RMシリーズは安定感があることで定評があります。

モナーコインのウォレットをダウンロードしよう

マイニングを始めるには、まず採掘したコインを保管できるウォレットが必要。

ウォレットをお持ちでない方はダウンロードしてください。

ちなみにおすすめのウォレットは、Monacoin core

Monacoin coreのダウンロード、および使い方はコチラ

モナーコインのマイニングプールに登録しよう

マイニングには2つのマイニング方法があります。

1つはソロマイニングと言う、単独でマイニング作業を行い報酬が得られる方法。

ソロマイニングは報酬を独占的に手に入れる事が可能ですが、マイニング報酬がとても不安定。

また個人で行うため、1日中PCを稼働させられる人でないと難しいでしょう。

もう1つはプールマイニングと言う、皆でマイニング作業を行い報酬を受け取る方法。

報酬はマイニングの作業量(ハッシュレート)に依存しており、作業量が多いほど報酬が増えます。

一般的なマイニング方法はプールマイニングになります。

プールマイニングを行うには、皆でマイニング作業が可能なプールサイトが必要。

モナーコインについては、VIP Poolと言う日本語対応のプールサイトがおすすめ。

登録制のプールサイトになりますので、これから手順を紹介していきます。

VIP Poolの公式サイトはコチラ

VIP Poolに登録しよう

VIP Poolの右上にあるGuestから「登録」をクリック。

すると、上記のような画像が出てきます。

ユーザー名・パスワード・メールアドレス・PINは任意で入力。

Monacoinアドレスはご自身のウォレットのものを入力します。

入力するとメールが送られてくるので、本文のリンクへアクセスすれば登録は完了。

VIP Poolに登録したら

登録が完了したらワーカーを用意します。

アカウントから「ワーカー」をクリック。

次にワーカー名・ワーカーパスワードを登録。

パスワードは任意となります。

モナーコインウォレットをダウンロード

マイニングソフトにはccminerを使います。

このccminerはモナーコイン用のソフトウェア。

ダウンロードページはコチラ

ダウンロードしたら、フォルダにある「LYRA2REv2-START.bat」を編集。

このとき、下記のようなソースコードを入力。

「ccminer.exe -a lyra2v2 -o stratum+tcp://vippool.net:8888 -u サイトID.ワーカー名 -p ワーカーパスワード

ワーカー名・パスワードについては、VIP Poolで登録したものを使用しても構いません。

以上で準備完了。

batファイルを実行すれば、実際にマイニングが開始されます。

モナーコインの半減期はいつ?

半減期とは、マイニングの収益率が下がってしまう時期のこと。

モナーコインの場合、3年に1度半減期が訪れるとされています。

前回の半減期は、2017年7月16日に起こりました。

次回は2020年頃と予想されています。

ただし、これはあくまでも目安なので、時期が前後する可能性は否定できません。

ちなみに半減期の直前は価格が大きく上昇する傾向があるので、チャートの値動きには注意しておきましょう。

モナーコインの将来性は?

現時点の規模から今のところビットコインなどの主要な仮想通貨に比べると、モナーコインはマイナーな部類に属します。

しかし2ちゃんねるから誕生した仮想通貨ということもあって、インターネット上では一定の価値が存在。

決済の面では2017年6月には、秋葉原のPCショップのARKで商品の購入に使えるようになったりと、日本発祥の仮想通貨という事もありメディアに取り上げられやすく徐々に知名度が上がってきています

さらに@tipmonaなどtwitterでモナ―コインの投げ銭が導入されつつあるなど、実用面での応用がますます進んでいくでしょう。

以上のことから、モナーコインの将来性は高いと言えるでしょう。

モナーコインマイニングのまとめ

以上、モナーコインマイニングの大まかな流れを解説しました。

ご自身がマイニングしたいコインがあれば、まずはその通貨の公式サイトを見てみましょう。

ほとんどの場合、そのコインのウォレット、プールサイトなどの情報が掲載されています。

マイニング人口は増加しつつあるので、関心のある方は早速はじめてみましょう。

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