
国内最大手の取引所である、ビットフライヤー。
そんなビットフライヤーは、ビットコインを使用したFX取引ができるシステム、bitFlyer Lightningを搭載。
今回は、bitFlyer Lightningを使用したFX取引の方法を詳しく解説。
bitFlyer Lightningの基本的な使い方はコチラ!
1.ビットコインFXを行う
まず、ビットフライヤーにログインし、サイドメニューの「bitFlyer Lightning」を選択。
ビットコインFXは、bitFlyer Lightningの画面上方にある、赤で囲んだ項目をクリックすることで開始できます。
2.証拠金を預け入れる
FX取引を行うにあたっては、あらかじめ証拠金を預入れなければなりません。
証拠金維持率が一定の水準を下回ると、追証(おいしょう)、ロスカットとなります。
*追証:証拠金維持率が一定の水準を下回ると追加で預ける証拠金
*ロスカット:含み損が大きくなりすぎた場合に自動的に行われる強制決済のこと
証拠金の入金はメニューにある「入出金」から行います。
すると、上の画像のような画面が表示。
ビットコインを普通に保有する場合は現物口座。
FXで取引する場合は証拠金口座へ預け入れましょう。
このとき、証拠金の金額によって購入できるビットコインの数量が変動。
証拠金を低くした場合、購入できるビットコインの数量が大きく制限されてしまうおそれが。
もし証拠金を低くしてしまった場合は、レバレッジを最大まで上げることで数量を引き上げることができます。
預入証拠金
取引口座に預入れている証拠金のこと。
ビットコインの預入証拠金は、Lightning 現物(BTC/JPY)の最終取引価格に 80% を乗じた金額に換算されます。
必要証拠金
ビットコインを売り買いした時の価格×BTC-FXの数量の値。
<証拠金維持率
必要証拠金に対する評価証拠金の割合のこと。
ロスカットなどの判定基準となる比率になります。
評価証拠金
預入証拠金と評価損益の合計金額。
3.追証ルール
証拠金維持率が80%未満だと、追証ルールが適用されます。
その場合、速やかに証拠金を追加しなければなりません。
追証ルールは次の通り。
・すべての未約定の注文が取り消しになる。
・証拠金維持率が 80% 超となるように、3 銀行営業日以内に追加の証拠金を預け入れる。 もし3 銀行営業日後の 17 時時点で証拠金維持率が 80% を下回っていると、ロスカットルールが適応される。
4.ロスカットルール
証拠金維持率が 50% を下回ったら、ロスカットルールが適用。
相場が急激に変動した場合には、ロスカットルールが適用されても証拠金の額を上回る損失が生じることがあります。
このときは速やかにお金を預け入れ、不足金を解消する必要があります。
ロスカットルールは次の通り。
・すべての未約定の新規注文が取消されます。
新規注文が取り消されても証拠金維持率がロスカット水準を下回っているとき、Lightning FXの全建玉を自動的に売買して決済します(ロスカット注文)。
*建玉:「売買約束の約定はしていても、まだ支払いをしていないので、取引は終わっていませんよ」という状態
ロスカット注文は、全建玉に対して成行で決済注文を行います。
ロスカットルールが適用されると、全建玉の決済注文が約定するまで取引を再開できません。
万が一不足金が出た場合、仮想通貨のご送付、日本円ご出金、bitWire は停止します。
5.実際に注文してみる
成行注文
成行注文は、いくらでもいいから買い(売り)たいときに出す注文方法。
買いのときは最も低い「売り注文」に約定し、「売り注文」のときは最も高い「買い注文」に約定。
指値よりも注文が優先されるため、相場が急変している時などに使えます。
指値注文
指値注文は、金額を指定して注文する方法。
指定した価格に達しない限り、注文は成立しません。
IFD注文
IFD注文は、指値注文と同時にストップ注文や決済注文も同時に出す注文方法。
「もし、75万円になったら新規で買いたい。そのあと70万円になったら決済して売りたい」というように、新規注文と決済注文を同時に発注すること。
OCO注文
OCO注文は、2つの注文を同時に出して、どちらかが成立したらどちらかをキャンセルする注文方法。
「相場がどうも読めない上がったら売って利益にしたいけど、下がったらさっさと損切りしたいな。」
そんな欲張りな希望をかなえてくれる注文方法です。
IFDOCO(IFO)注文
指値で注文を出し、それが成立したら指値とストップもあわせて注文を出せる注文方法。
「70万になったら買い、75万円まで上がったら利確で売り、そして68万円まで下がった時は損切りしたい。」
新規注文と同時に、その新規注文が成立した場合にOCO注文の形式「利益確定のための決済注文」と「損失限定のための決済注文」が一括してできるのです。
6.おわりに
以上、bitFlyer Lightning(FX)の詳しい使い方を解説しました。
本記事の解説読んでおけば、知識面では十分でしょう。
これから仮想通貨のFXをはじめる方は値動きに注意しつつ、楽しんでみてくださいね。