
今年以降、価格の高騰で注目度が高くなっているリップル(XRP)。
しかし、保有の際には注意も必要。
2段階認証も設定しているGatehubにXRPを保管していた人が、ハッカーによって盗まれた事例が発生しました。
対策せずに保管しておくと盗まれるリスクは高そうです。
そこで今回はハッキングの解説にとどまらず、大切なリップルを一番安全に保管する方法もご紹介します。
1.リップルウォレットの盗難被害が続出
今年以降、gatehubでパスワードを複雑にして2段階認証をしても不正ログイン&盗難される人が続出。
ブラウザからパスワード情報を抜くのは、そこまで難しいことではないそうです。
ちなみにこうした事案はウェブウォレットだけではなく、取引所のオンラインウォレットでも発生。
一度保管していたコインが盗まれたとしても、ほぼお金が戻ってくれることはないようです。
2.リップルは自分で守る!
リップルはもちろん、仮想通貨の管理は基本的に自己責任。
資産を100万円以上持っていて何も対策をしていないというのは、どこの誰かも分からない他人に通帳と暗証番号を預けてるようなものでしょう。
ハッカーは時間を問わず活動を続けています。
もしかしたら1分後には大切なリップルが盗まれていることもあるでしょう。
大切な資産は適切に管理してください。
3.ハッカーから大切なリップルを守る方法
これからご自身の大切なリップルを安全に保管する方法をご紹介します。
パスワードとIDは必ず控えておく
取引所にログインする際や、個人のウォレットにログインする場合、パソコンの自動記憶のみで記録している方も多いでしょう。
パスワード入力が必要なほとんどのサイトには、そのパスワードを記憶させる機能がついています。
しかし、自動記憶を使うとあなたのパスワードはテキスト形式の文字と変わらない状態に。
仮にアカウント情報を暗号化しているのだとしても、ハッカーが簡単に復元できてしまうのです。
あなたのPCに触れる人がパスワードを盗むことはもちろん、実際、忘れてしまったパスワードを復元するツールも存在。
IDとパスワードは必ず、紙またはEvernoteなどのメモで、別に保管することをおすすめします。
もしくは、KeePassのようなパスワードマネジャーの中に保存しておくのもいいでしょう。
パスワードを使いまわさない
ハッキングされたパターンとしてよくあるのが、グーグルやヤフーなど別のアカウントと同じパスワードしていた事例。
グーグルなどのアカウントがハッキングされた際に、同じパスワードを使用している個人用のウォレットも同時にハッキングされることも。
必ず仮想通貨に関するパスワードは個別に設定をし、他のアカウントのパスワードと同一にしないようにしましょう。
ハードウェアウォレットを活用する
一番安全な管理方法は、所持しているリップルをオフラインウォレットに納めておくこと。
ハードウェアウォレットはプライベートキーを個人で所有することができるので、堅実なセキュリティを確保することが可能。
使い方はUSBに近く、パソコンを通じて通貨をハードウェアウォレットに入れ、あとはオフライン(ネットがつながっていない。)上で保管するだけ。
取引及や売買を行いたい場合は、ハードウェアウォレットから一部送金することで、資産のセキュリティを保ちながら送金することができます。
ネットにさえ繋がっていなければ、ハッカーは通貨を狙えません。
ちなみにリップルを保管できるハードウェアウォレットは、Ledger Nano S (レジャー・ナノS)だけ!
4.おわりに
以上、リップルウォレットのハッキングについて解説しました。
今後リップルの時価総額が上昇するにつれ、ウェブウォレット狙った盗難はさらに増加してくるでしょう。
今のところ手軽に高セキュリティで保管できる方法は、ハードウェアウォレットによる管理です。