システムコンサルティング・システム開発を行っている株式会社電縁は、ブロックチェーン技術を活用することで、既存の安否確認サービスよりも大災害に強く、また利用料も不要な安否確認スマートフォンアプリ「getherd(ギャザード)」をリリースしました。

今回リリースされたアプリはどのようなサービスなのか、また災害時にどう生かされていくのかについて解説します。

1.電縁の会社概要

会社名株式会社電縁
設立2000年7月24日
役員代表取締役社長 加藤俊男
売上高23億2,300万円(2016年12月時点)
事業内容システムコンサルティングサービス
システムインテグレーション
パッケージソフトウェアの提供
住所〒141-0031
東京都品川区西五反田1-21-8 KSS五反田ビル7F
電話番号03-5759-8955

株式会社ガイアックス(名証セントレックス上場)の子会社であり、主にシステムコンサルティングやシステム開発を行っています。。

2017年6月1日には、ブロックチェーン技術を活用した損害鑑定業務の実証実験を開始しており、これからブロックチェーン関連において注目すべき企業でしょう。

電縁の公式サイトはコチラ

2.従来からある安否確認サービスの問題

災害発生時を想定した安否確認サービスは、今日急速に普及が進み多くの企業や自治体において当たり前のように導入されています。

電縁の独自調査によると、国内の安否確認サービスの導入企業1社あたりの利用者数は1,200人とされています。

しかし、問題点もあります。

中小・零細企業や一般家庭においては契約しにくい料金体系をとっているため、非常時の安否確認への需要が高くても、なかなかサービスの導入に踏み出すことができない状況にあります。

就業人口全体に対する安否確認サービスの普及率は25%に止まるため、普及率にはいまだに大きな課題があるだというのが現状です。

また、災害時にこそ必要になる安否確認サービスですが、発生時にも課題があります。

東日本大震災のときには、携帯キャリアのメールサーバーに過度の負荷が掛かってしまったために、安否登録依頼のメールに大幅な遅延が発生しました。

サービス提供者側のサーバーに障害が発生した場合に、提供されるはずのサービスが停止してしまう可能性もあります。

つまり、大災害になったときに役に立たなくなる恐れがあるのです。

3.今回のアプリはどう役立つの?

今回電縁が開発した安否確認サービスgetherd(ギャザード)の特徴と利点は以下の通りです。

・ブロックチェーン技術により、通信障害を軽減

複数のノードをまたいでいるため、特定のノードに過度の負荷がかからず、安定したサービス提供を実現します。

これによって、通信時の障害が発生しにくくなることが期待されます。

・メールではなく、ブロックチェーンを介した安否確認

メールではなくブロックチェーンを通じた安否確認を行うため、私用のメールアドレスを会社に提示する必要性がありません。

また携帯キャリアのメールの輻輳を回避できます。

・ブロックチェーン技術により、低コスト化を実現

ブロックチェーンの特性を活かすことで、今までの安否確認サービスよりも開発・運用コストを抑えることに成功しています。

安否情報、広告登録、配信する仕組みの実現が容易であり、またコストが非常に高い高性能サーバーを必要としません。

4.今後の展望

電縁およびガイアックスは今後もブロックチェーン技術の可能性を検証し、独自サービスや他社との共同開発などを通じて、社会における様々な場面での応用を目指すとしています。

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