
皆さんはハードウェアウォレットをご存知でしょうか?
その名の通り、ハードウェアとして実体を持つウォレットのことを指します。
ハードウェアウォレットはまだ種類が少なく、その中でも日本で購入できるものは更に数が限られています。
そんな中、日本に上陸したハードウェアウォレット『Ledger Nano S』が話題を集めているのです!
目次
ハードウェアウォレットとは?
そもそもハードウェアウォレットってなに?という疑問をお持ちの皆様のために、始めに簡単に解説させていただきます!
その名の通りハードウェア型のウォレット
ハードウェアウォレットとは、その名の通りハードウェア型のウォレットです。
USB等を利用してPCと接続し、仮想通貨を保管するために使います。
安全に仮想通貨を持ち運ぶためのデバイス
ハードウェアウォレットは高い携帯性とセキュリティを特徴としています。
インターネット上に通貨を保存する従来の保管方法とは違い、実際の財布に近い使い方が可能です。
ハードウェアウォレットのメリット
ハードウェアウォレットには、他のウォレットにはないメリットがあります。
ひとつずつ解説していきましょう。
メリット①セキュリティ性が高い
ハードウェアウォレットはPCに接続していない間、完全にインターネットから隔離された状態になります。
インターネットから隔離されたウォレットをコールドウォレットというのですが、PCに接続していないハードウェアウォレットもこれに該当します。
インターネットに接続していないということはハッキングや不正送金されるリスクがほぼゼロとなるため、安全に通貨を保管しておけるということです。
メリット②携帯性が高い
ハードウェアウォレットのメリットその2は、携帯性の高さです。
非常にコンパクトなため、USBスティックや音楽プレイヤーのような感覚で気軽に持ち運ぶことが出来ます。
また専用アプリをインストールしておけば複数のPCからでも操作することが出来ます。
ハードウェアウォレットのデメリット
反して、ハードウェアウォレットにもデメリットはあります。こちらもひとつずつ見ていきましょう。
併せて対処法もご紹介しますので、不安がある方は是非チェックしてみてください!
デメリット①入手が困難
最初に言ったとおり、ハードウェアウォレットはまだまだ数が少なく、人気の商品はすぐに品切れとなってしまいます。
日本でも購入可能なハードウェアウォレットはその中でも一握りで、すぐに品切れとなってしまう可能性が高いです。
まだ在庫があって購入可能なうちに購入しておくのがよいでしょう。
日本語サポート付きのものは更に少ない
ハードウェアウォレットは海外で生産されているものがほとんどで、国産のハードウェアウォレットはまだありません。
マニュアルが英語だったり、日本語サポートが存在しなかったり、日本円での購入ができなかったりするのが現状です。
今回紹介する『Ledger Nano S』は日本語サポートも存在し日本円での購入も可能なため、とても貴重な商品となっています。
デメリット②値段が高い
ハードウェアウォレットは値段が高く、安いものでも1万円以上するのが相場です。
しかし仮想通貨のウォレットは大切な資産を保管しておくためのもの。
安く偽物や粗悪品を購入して全てを失ってしまった…なんてことになってしまっては元も子もありません。
多少高くても信頼できる商品を購入しましょう。
購入は公式代理店で
最近はAmazon等の大手ショッピングモールサイトでもハードウェアウォレットが取り扱われるようになってきました。
しかし実はこれは非常に危険。Amazonが直接販売しているわけではないので偽物が送られてくる可能性もあります。
確実に本物を手に入れるためにも、購入は公式代理店から行いましょう。
デメリット③紛失・破損に弱い
ハードウェアウォレットは携帯性が高い反面、紛失する危険性があります。
また機械のため、水に濡らしてしまったり、衝撃を与えると破損してしまう危険性も。
とてもデリケートなウォレットなので取扱には注意しましょう。
『Ledger Nano S』なら復元補償あり
しかしこれから紹介するハードウェアウォレットは『Ledger Nano S』は紛失・破損に対する復元保証があるのです。
復元について詳しいことはこの記事の後半で解説していきますので、気になる方は要チェックです!
『Ledger Nano S』とは?
今回紹介する『Ledger Nano S』は日本でも購入可能なハードウェアウォレットです。
『Ledger』が販売するハードウェアウォレット
Ledgerは仮想通貨関連機器を販売するフランスのメーカーです。
Ledgerはいくつかのハードウェアウォレットを発表しており、その中でも一番の製品と言われているのが『Ledger Nano S』です。
公式代理店が日本に誕生
公式サイトからの購入は€での購入しか出来ませんでしたが、最近になって日本にも公式の代理店が誕生。
日本円でも購入可能になると同時に、日本語のサポートが受けられるようになりました。
他の商品はまだ日本では購入できない
LedgerにはBlueというタッチパネル式のウォレットも存在しています。
しかしこの商品はまだ日本の代理店が取り扱っていないため、どうしても欲しい場合は公式サイトから輸入する必要があります。
またタッチパネル式のBlueはその仕様上携帯性に少し難があるため、公式も現在は『Ledger Nano S』を一番にオススメしているようです。
『Ledger Nano S』の特徴
『Ledger Nano S』の仕様は以下の表のようになっています。
寸法 | 98mm x 18mm x 9mm |
---|---|
重量 | 16.2g |
対応OS | Windows 7以上、Mac 10.8以上、Linux、Chrome OS |
コネクタ | USBタイプマイクロ-B |
原料 | ステンレススチール、プラスチック |
この項では、『Ledger Nano S』の特徴をひとつずつ解説していきます。
解説していくのは以下の3つの要素です。
- 小型かつ軽量なため携帯性が高い
- 27種類の仮想通貨に対応
- セキュリティ強度がとにかく高い
- 破損・紛失に対する保証がある
特徴①小型かつ軽量なため携帯性が高い
『Ledger Nano S』の大きさは最長98mm。折りたたんだときには60mmと、とにかく小型です。
そのため音楽プレイヤーのようにポケットに入れて折りたたんだり、小銭入れに入れておくことが可能。
重さも16.2gとかなり軽量なため、荷物の邪魔になることは一切ありません。
小型だけどディスプレイ搭載
先程紹介したとおりかなり小型なのですが、本体にはしっかりとしたディスプレイがついています。
そのため、PCがない環境でも中身を確認することができます。
特徴②27種類の仮想通貨に対応
『Ledger Nano S』の対応通貨数は27種類。以下がその一覧になります。
- BITCOIN
- ETHEREUM
- LITECOIN
- FIDO U2F
- DOGECOIN
- ZCASH
- DASH
- STRATIS
- RIPPLE
- HELLO
- BITCOIN CASH
- KOMODO
- ETHEREUM CLASSIC
- POSW
- ARK
- EXPANSE
- UBIQ
- PIVX
- VERTCOIN
- VIACOIN
- NEO
- STEALTHCOIN
- BITCOIN GOLD
- STELLAR
- HCASH
- DIGIBYTE
- QTUM
他のハードウェアウォレットと比較してもダントツで多い
27種類という数は他のハードウェアウォレットの中でもかなり多いです。
以下に他の製品との比較表をまとめました!
製品名 | 対応通貨数 | 日本での購入 |
---|---|---|
Ledger Nano S | 27 | 可能 |
Ledger Blue | 25 | 不可 |
TREZOR | 15 | 可能 |
KeepKey | 7 | 不可 |
対応通貨数は現在も増加中
27種類もの仮想通貨に対応しているのに加えて、対応する通貨がこれからも増え続けると言われています。
国内でも取り扱われているメジャーな仮想通貨に加えて、これから話題になっていくであろう通貨まで対応しているのはとても魅力的です。
特徴③セキュリティ強度がとにかく高い
ハードウェアウォレットがセキュリティ面で優れていることは先程も説明しましたが、『Ledger Nano S』には更にセキュリティを万全にするために以下の機能を採用しています。
- マルウェアを防ぐチップセットとファームウェア
- 初期化、復元のセキュリティを保護
- PINコードを要求
- FIDO準拠の2段階認証
セキュリティ①マルウェアを防ぐチップセットとファームウェア
『Ledger Nano S』に搭載されている部品はどれも、セキュリティの高い部品が選ばれています。
またファームウェアは高度な暗号化技術によって改ざんを防いでいます。
また暗号化のキーは『Ledger Nano S』内部に保存されるため、第三者にキーが周知される心配はありません。
セキュリティ②初期化・復元のセキュリティを保護
初期化・復元は、完全にセキュリティが確保された状態で実行されます。
これによって資産に関する機密情報が外部に漏れることを防いでいます。
セキュリティ③PINコードを要求
『Ledger Nano S』を操作する際にはPINコードが要求されます。PINコードは所持するユーザーが設定する4〜8桁の数字です。
このコードが一致しない限り、中に保管されている仮想通貨にはアクセスすることができません。
またPINコードを複数回間違えると自動的に初期化されるようになっているため、紛失や盗難があったとしても対策は万全です。
セキュリティ④FIDO準拠の2段階認証
『Ledger Nano S』はFIDO準拠の二段階認証デバイスとしても使用可能です。
FIDO(ファイド)とはFast IDentity Onlineの略称で、素早いオンライン認証という意味を持つ認証技術です。
生体認証や二段階認承に使用されている規格なので、安心して使用することができます。
特徴④破損・紛失に対する保証がある
破損してしまったり、紛失してしまった場合にも対策が取られています。
『Ledger Nano S』はリカバリーシートを使用してバックアップを設定することによって簡単に復元する事が可能です。
リカバリーシートは初期設定時に設定するもので、紙に書いて管理するものなので第三者に漏れる心配はありません。
素早い復元のためにも複数台用意しておこう
紛失や破損は気をつけていても起きてしまう場合があります。
素早くウォレットを復元するためにも、予備の『Ledger Nano S』を用意しておくことをおすすめしています。
『Ledger Nano S』を購入するには
『Ledger Nano S』を購入するには公式の代理店を利用しましょう。
公式代理店は株式会社Earth Shipが運営しています。
Ledger社の代理店リストにも株式会社Earth Shipの名前が記載されているのでご安心ください。
支払い方法
支払い方法は以下の5通りが可能です。
- クレジットカード
- 銀行振込(みずほ銀行)
- 代金引換
- Amazonペイメント
- 仮想通貨支払い(ビットコイン / アルトコイン)
仮想通貨での支払いにも対応
仮想通貨払いの場合以下の通貨が使用できます。
- ビットコイン
- ビットコインキャッシュ
- ライトコイン
- ダッシュ
日本語サポートとマニュアル
公式代理店は当然日本の会社なので、日本語でのサポートが充実しています。
ユーザーガイドやよくある質問のページも充実しているのでなにか困ったことがあっても安心です。
またアップデートのお知らせも定期的に更新されているのでたまに確認しておくと良いでしょう。
チャットでのサポートも有り
公式代理店ではチャットでのリアルタイムのサポートを受けることが出来ます。
このサポートを受けられるのは公式代理店から直接購入した場合のみになります。
Amazon等から購入した場合にはこのサポートは受けられないので注意。
『Ledger Nano S』をつかいこなすために
ここまで『Ledger Nano S』の特徴やメリット、購入方法を紹介してきました。
ここからは最大限に『Ledger Nano S』を使いこなすために注意してほしいことを紹介します。
購入は公式代理店で
Amazonにも『Ledger Nano S』が出品されていますが、上記のサポートは公式代理店で購入しないと受けることが出来ない可能性があるので注意。
特にチャットサポートや返品交換などの対応が充実しているのは公式代理店だけ。公式代理店からの購入をおすすめします!
予備として複数台所持がオススメ
もし今手に持っている『Ledger Nano S』が故障してしまったら?
復元して資産を取り戻すことは出来ますが、もう1台が届くまでその資産には触れることができなくなってしまいます。
また品切れ等でもし入手できなくなってしまったら困ってしまいますよね?
そんな事態を回避するためにも予備として複数台購入し、何かあったときのためにとっておくことをオススメしています。
まとめ
あなたの大切な仮想通貨資産を守るウォレット。
より安全に仮想通貨を保管するのであればハードウェアウォレットが最適。
そんなハードウェアウォレットの中でも『Ledger Nano S』は他のハードウェアウォレットにはないメリットがたくさんあることがおわかりいただけたかと思います。
いつ入手がこんなんになるかわからないので、在庫があるうちに今すぐ購入を!